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【J1名古屋】最終ライン抜擢の23歳2人「もうこんな悔しい思いは」開幕戦3失点の"授業料"取り戻せるか

2024年2月23日 22時31分

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◇23日 J1開幕節 名古屋0―3鹿島(豊田スタジアム)
 32年目のシーズンが開幕し、昨季6位の名古屋グランパスは鹿島に0―3で完敗。守備の不安が露呈し、2014年以来の開幕黒星スタートとなった。24日は連覇を狙う神戸が磐田と対戦するなど6試合、25日に残り2試合が行われる。J2とJ3は24日に開幕する。

名古屋―鹿島 後半、競り合う井上(左)。奥は三国

 3万7000人で埋まったホームが、落胆と失望で包まれた。シュート5本の攻撃もさることながら、福岡から加入したDF三国、J2甲府から加わったDF井上の23歳2人が先発した守備陣の崩壊が、よりショッキングな事実として残った。
 プレシーズンで主力と目されたDF河昌来(ハ・チャンレ)、DF河面がともに負傷で離脱。長谷川健太監督(58)は期待を込めて若い2人を最終ラインに送り出したが、そろって経験不足を露呈した。
 勝負どころの後半2分にはクロスに井上と三国が2人がかりで飛びつくも頭をかすめ、鹿島のFWチャブリッチに被弾。井上は「自分たちで苦しめてしまった。ギアを上げなければいけないところの失点だったので反省しなければいけない」と責任を口にする。3点目の失点も、三国の拙守が主因となった。
 J1初出場の井上は「センターバックとして複数失点は許されないこと。良くなかったのかなと思う。もう、こんな悔しい思いはしたくない」。目を伏せずに、今後を見据えた。
 若い2人を支えるべく中盤の底で奮闘したMF稲垣は言う。「詩音(井上)やケネ(三国)は、下を向いてもおかしくない状況でも声を出し続けていた。そういうところは頼もしい」。昨季1度もなかった3点差の敗戦。それを”授業料”だと割り切れるかどうかは、2人のこれからにかかってくる。
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