五輪エンブレム見直し

担当局長ら更迭

 2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムが白紙撤回となった問題で、大会組織委員会は2日、電通から出向していた槙英俊・マーケティング局長と、高崎卓馬・企画財務局クリエイティブディレクターの2人の出向協定を解除したと発表した。事実上の更迭となった。

 組織委によると、公募前に佐野研二郎氏を含む国内の8人のデザイナーに応募要請していた問題で、槙氏の判断で要請文書を送付することを決め、審査委員代表と高崎氏の名前で要請文書を送っていたことが判明。今後、2人は有識者による検証委員会の調査の対象となり、「現職にとどめておくのは難しい」と判断したという。

 槙氏は無断転用した画像を使用したとして、9月28日、戒告処分を受けたばかりだった。

 マーケティング局長は、当面の間、布村幸彦副事務総長が兼任する。

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