ジャニーズJr.の6人組、美 少年が30日、横浜アリーナで初全国アリーナツアーの神奈川2日間公演を締めくくった。5月の大阪公演まで3都市9公演を開催。岩﨑大昇(20)は侍ジャパンのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝を受け、「僕らもいずれは日本代表、世界一のグループに」と宣言。元V6でJr.を育成するジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(46)は近い将来のデビューに太鼓判を押した。
結成7年目で念願のツアーを実現した。観客1万5000人から大歓声で祝福され、岩﨑は「あっという間の2日間。ここに住みたいぐらい帰りたくない」と名残惜しい様子。藤井直樹(22)は「今日は美 少年のアルバムの大切な1ページになった。これからも揺るぎない夢を追いかけたい」と約束した。
「みんなで歌おう」という思いを込めたツアーサブタイトル「Let’S sing it」を表すように、正面ステージには鍵盤や譜面を模したセットを用意。ツアーで初披露した新曲「Big Wave!!!!!!」など23曲を届けた。
前身グループの東京B少年は2016年11月に結成。最年少・金指一世(19)の加入、Sexy美少年への改名を経て、19年1月から美 少年として活動してきた。
事務所前社長の故ジャニー喜多川さんがイケメンを集め、名付けたグループ名は挑戦的。周囲に違和感を抱かれることがある一方、残すインパクトも大きく、那須雄登(21)は「ずっと大切にしたい」と感謝した。
客席から見守った井ノ原は終演後、本紙の取材に応じ、「少年隊はずっと少年だったし、嵐は自然の嵐を超える勢いだった。おじいちゃんになっても美 少年でいてほしい」とエール。HiHi Jetsと並びデビュー筆頭候補の6人の姿に「アリーナ単独公演は普通のアーティストならゴールの場所。デビュー前から立てるのはすごいこと。今すぐにでもJr.全員をデビューさせてあげたいぐらいで、その空気感が出るのを目を凝らして見ている」と遠くない〝その時〟を待っている。
浮所飛貴(21)は野球好きの那須とWBC日本-チェコを生観戦。野球に疎いが、1打点をあげた山田哲人内野手(30)の応援に夢中になり、「もっと勉強したい」と心を奪われた。
岩﨑は「侍ジャパンが世界一になって日本中が盛り上がり、熱いものを感じた。美 少年も負けないようにいずれは日本代表、世界一のグループになりたい」と直球宣言。〝Let’S debut〟とばかりに新たな一歩を踏み出した。(渡邉尚伸)
■藤井直樹(ふじい・なおき)
❶(生年月日)2000年9月18日
❷(出身)千葉県
❸(身長)161センチ
❹(趣味)お風呂、ファッション、アロマ、美容、料理、キャンプ
❺(特技)ゲーム、お絵描き、ダンス、タップダンス
❻(メンバーカラー)緑
❼(入所日)2016年1月23日
❽(好きな顔のパーツ)愛と夢が詰まった涙袋
「ファンのみんなの顔を見ると落ち着く。最高の景色が見られて、最高の一日だった」
■浮所飛貴(うきしょ・ひだか)
❶2002年2月27日
❷愛知県
❸172センチ
❹ドラマ・映画鑑賞、乗馬、テニス、ゲーム、バイオリン、寝ること
❺アクロバット、クイズ、整理整頓、腹話術
❻オレンジ
❼2016年4月9日
❽横顔がきれいに見える鼻
「ここに立てたのはファンのおかげ。次はもっと何都市も回れるぐらいビッグになりたい」
■佐藤龍我(さとう・りゅうが)
❶2002年12月17日
❷神奈川県
❸180センチ
❹メーク、ファッション、美容、音楽、映画、ドラマ
❺レモンを丸ごと1個食べられる、足上げ
❻赤
❼2016年6月19日
❽形がいい唇
「セット作りに一から関わって思いを乗せられた。歓声でファンと通じ合えていると感じた」