年明けうどんのイメージ
年明けうどんのロゴマーク
香川県内の麺(めん)製造団体などが立ち上げた「さぬきうどん振興協議会」(真部正敏会長)は2日、業界活性化の一環として提唱していた「年明けうどん」の基本的な定義を発表した。食べる時期は元日から15日までとし、トッピングにはえび天など赤い物を添え、紅白の縁起物として食べることで「1年の幸せを願う行事」として全国で定着を図っていく。
同協議会は、今年開催された世界麺フェスタを契機に発足。今回の企画は、小麦価格の高騰などで経営環境が悪化する全国の麺業界をもり立てようと、全国ブランドとなった「讃岐うどん」の地から、新たなイベントを仕掛けることにした。
現在、同協議会では全国製麺協同組合連合会などを通じ、各都道府県の同業者に協力を要請。8月には「年明けうどん」の商標登録申請も行い、讃岐うどんブームに乗じた名称乱用への防護策も講じている。
今後は、近く専用ホームページ<アドレスはhttp://www.toshiakeudon.jp>を立ち上げるほか、流通業界へのPRも展開し、「年越しそば」や「バレンタインデー」のような恒例行事化を目指す。
併せて、どんぶりに麺や小麦の穂、水、塩などを組み合わせたロゴマークも発表した。
同協議会は「年明けにはイベントも計画している。粘り強く普及を図り、香川のみならず全国の麺業界の振興につなげたい」としている。