NATO事務総長がウクライナ電撃訪問、「反転攻勢に進展」

NATO事務総長がウクライナ電撃訪問、「反転攻勢に進展」
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は28日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問した。ウクライナの反転攻勢は徐々に進展していると述べたほか、NATO同盟国に防空システムの納入を早めるよう働きかけていると明らかにした。 写真は9月28日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)で共同記者会見に臨むウクライナのゼレンスキー大統領とNATOのストルテンベルグ事務総長(2023年 ロイター/Gleb Garanich)
[キーウ 28日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は28日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問した。ウクライナの反転攻勢は徐々に進展していると述べたほか、NATO同盟国に防空システムの納入を早めるよう働きかけていると明らかにした。
ストルテンベルグ氏はウクライナのゼレンスキー大統領との共同記者会見で「ウクライナ軍が1メートル前進するたびに、ロシア軍は1メートル後退する」とし、「ウクライナは家族のため、未来のため、自由のために戦っている。対照的にロシアは帝国的な妄想のために戦っている」と述べた。
その上で、NATO同盟国に対しウクライナへの支援を強化し、防空システムの納入を早めるよう「常に働きかけている」とし、NATOは兵器製造業者と24億ユーロ(25億3000万ドル)相当の弾薬に関する包括的な枠組み契約を結んでいると表明した。
ゼレンスキー氏は、ウクライナの防空を強化する必要性を強調。世界の食料安全保障に重要なウクライナの都市や港湾施設に対する攻撃が行われている状況を指摘し、ロシアに対する圧力を高めると同時に、ウクライナの防空を強化する必要があると語った。

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