宮城のニュース

<サン・ファン号>館長「日本に補修技術ない」

 宮城県石巻市の県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)にある復元船サン・ファン・バウティスタ号の老朽化を巡り、県議会の環境生活農林水産常任委員会は25日、浜田直嗣館長を参考人に招き、有識者検討委が示した解体方針について意見を聞いた。
 検討委メンバーだった浜田館長は「船大工の高齢化で、日本には補修する技術がない」と現状を説明。「世界が認めた遺産を次の世代に継承することが重要であり、早急に結論を出してほしい」と述べた。
 委員からは「欧米から保存技術を学ぶべきだ」「(インターネットで出資を募る)クラウドファンディングで資金を集めてはどうか」など、改修による存続を求める意見が相次いだ。


関連ページ: 宮城 社会

2017年04月26日水曜日


先頭に戻る