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昨年、7年半ぶりにレースが開催された姫路競馬場。ネットも追い風になった=2020年1月、姫路市広峰2
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昨年、7年半ぶりにレースが開催された姫路競馬場。ネットも追い風になった=2020年1月、姫路市広峰2

 新型コロナウイルス禍の中、地方競馬の売り上げが好調だ。無観客や入場制限を設けての開催が多かったが、インターネットで馬券を購入できるため、「巣ごもり生活」を送る競馬ファンによる在宅投票が大幅増。兵庫県競馬組合では2020年度、園田、姫路の両競馬場の合計が過去3番目の売得金を記録し、16年ぶりに構成自治体への分配を再開した。

 同組合は20年度、新型コロナの感染拡大防止策として、園田競馬場(尼崎市)でレースを行った126日間のうち77日間を無観客としたが、売り上げから出走取り消しなどによる返還金を除いた売得金は、姫路競馬場(姫路市)との合計で1125億2800万円を記録。インターネットでの売り上げは9割を超えた。

 「ネットが好調なこともあり、近年の赤字を脱し、分配を出せるだけの利益が出た」と同組合。売り上げは1990年代前半のピーク時に迫るまで回復し、兵庫県と尼崎市、姫路市への配分金は計17億円に上った。

 同組合は「ネット販売の普及に、コロナ禍の巣ごもり需要が重なった結果。分配金を増やし、苦しい自治体財政を少しでも助けられれば」としている。(佐藤健介)

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