【菊花賞】友道調教師、ヴァルコスで昨年のワールドプレミアに続き58年ぶり連覇だ

スポーツ報知
菊花賞は7年連続出走となる友道調教師

◆第81回菊花賞・G1(10月25日・芝3000メートル、京都競馬場)

 信頼のラインで58年ぶりの偉業に挑む。友道調教師は昨年の菊花賞をワールドプレミアで勝利。今年のヴァルコスで連覇となれば61、62年の二本柳俊夫元調教師に続く、史上2人目の快挙だ。「もともと、長い距離でこそ、と思っていた馬でしたから」。

 馬主は元メジャーリーガーの佐々木主浩氏。ヴィルシーナやヴィブロス、さらにシュヴァルグランを送り出してきた二人が17年の当歳セレクトセールで「長い距離を走れる馬でいこう」と見つけたのがヴァルコスだ。春は青葉賞から日本ダービーを転戦。「(牡馬クラシックで)適性なら菊花賞だろうな、と」と出会った時から意識してきた。

 今の京都は馬場が荒れ気味で、今年は先行馬も多い。「道中は流れてくれた方がいいし、力のいる芝も合うと思う」。今年で7年連続出走。淀の長丁場を知り尽くす友道師に確かな勝負気配が漂う。(山本 武志)

<外めの枠も前向きに>

 ○…7枠14番に決まったヴァルコスに、大江助手は「ちょっと外目になっちゃいましたが、芝が内から傷んできているので、前向きに捉えるようにしています。コーナーを回る回数も多いですし、うまく立ち回れれば」とポイントを挙げた。この日は栗東で引き運動とプールで調整。「追い切り後もフレッシュでいいですね」と状態に不安はない。

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