日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2002年7月7日放送

◆ 第 13 回 ◆

予告 ●iモード台湾進出にかける男たち
  NTTドコモが6月20日、日本で爆発的なヒットとなった「iモード」を引っさげて台湾に進出する。iモードの海外進出はドイツ、オランダについて3カ国目。アジアは初進出となる。国内の携帯電話市場が伸び悩み始めた中、ドコモにとって海外展開は至上命題。その使命を果たすため、一人の男が単身赴任で台湾に乗り込んだ。アジアに乗り出したiモード、売り出し作戦は果たして成功するのか?!

ドコモは1999年以降、約1兆8000億円を投じAT&Tワイヤレスなど欧米・アジアの携帯電話会社5社と資本提携を結んできた。しかし、世界的通信株の下落で価値が低下、8128億円を特別損出として計上した。

予告 日本でナンバーワンの携帯電話会社のドコモだが、去年10月にサービスを開始した「FOMA」が予想に反し販売が伸びず、デジタル写真が撮れる携帯電話を発売したJフォンやauにここ数ヵ月、販売台数で負けるという事態にまでなっている。また現在、日本国内の携帯電話市場はほぼ飽和状態といわれており、新たな活路を海外に求める必要性も高まっている。

台湾でのiモードの販売方法は、ドコモが2000年11月に約667億円出資し21%の株を取得した、和信電信(KGテレコム)のブランドを通して販売するというもの。KGテレコムは台湾で第4位の携帯電話会社。既存の販売網や、KGテレコムが持つブランドイメージの持つ力は決して強くはない。さらに、iモード販売の高い障壁となりそうなのが“端末の大きさ”である。現在、台湾の携帯電話のトレンドは“最小・最軽量”。台湾の人々にとって、話す事のみが目的である携帯電話は小さい方が良く、iモード端末は非常に大きく映るのだ。

このように、ドコモにとって不利な条件が山積する台湾市場。それを切り開こうと、ドコモからKGテレコムに副社長として出向している河野達さんは、あらゆる知恵を絞り、iモードを売るための販売作戦を展開していく。日本でドコモショップを経営している会社に声をかけ、“日本流ドコモショップ”を台北に出店することを決めた。さらに、日本の携帯ストラップやシールプリントを携帯に貼って売り出す作戦を取ることにした。実は、台湾では今、ちょっとした日本ブーム。「哈日(ハーリー)族」と呼ばれる、日本文化が大好きな若者たちが増えており、社会現象にまでなっているのだ。河野さんたちはそこに目をつけ、日本を前面に打ち出したマーケティング戦略を展開しようとしているのだ。

あの手この手のアイデアで、何とか新市場をつかもうと奔走する河野さん。番組では彼の姿を追いながら、ドメスティックな企業が世界に乗り出すことの難しさを描くとともに、そのような難題に取り組む日本企業の戦略のあり方を探る。

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