米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドは10月23日、『シティエクスプレス』の米国販売店への出荷を開始した。
GMと日産自動車は2013年5月、GMが日産自動車から小型商用車のOEM供給を受け、米国とカナダでシボレーブランドから発売することで合意。日産『NV200』(日本名:『NV200バネット』)を、GMはシボレー シティエクスプレスとして、2014年秋に米国とカナダで発売する契約が交わされた。
シボレーは2014年2月、シカゴモーターショー14において、シティエクスプレスを初公開。日産からOEM供給を受ける同車だが、フロントマスクはシボレー専用デザイン。グリルにはシボレーのエンブレムが装着され、独自の表情を作り出す。
小型商用車に求められる優れた機能性は、NV200バネット譲り。荷室容量は最大で3474リットル。最小回転半径は5.1m。最大積載量は、680kgを確保している。搭載エンジンは、日産製の2.0リットル直列4気筒ガソリン。最大出力は131ps/5200rpm、最大トルクは19.2kgm/4800rpmを発生する。
シボレーは10月23日、シティエクスプレスを米国の販売店に向けて、出荷開始。現地ベース価格は2万2950ドル(約250万円)と公表された。GMのエド・ペパー商用車販売担当副社長は、「新たな顧客に、シボレーの商用車を体験する機会を提供していきたい」とコメントしている。