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... のぞみＮ700系デビュー　ＪＲ岡山駅で出発式　最新技術と省エネ装備

07/02-12:50--のぞみＮ700系デビュー　ＪＲ岡山駅で出発式　最新技術と省エネ装備

１日のダイヤ改正に合わせ、ＪＲ西日本とＪＲ東海が共同開発した新型新幹線「Ｎ７００系」の運転が開始され、デビューを記念した出発式が岡山市駅元町のＪＲ岡山駅で行われた。 　式には、井上浩一ＪＲ西日本取締役兼常務執行役員ら関係者９人が出席。テープカットの後、天野勝昭岡山副市長や隅田康男同駅長らの合図で、最新の技術が投入された同系「のぞみ２６号」（博多発東京行き）が出発した。 　また、利用者を代表して同車両で大阪に向かう畑中幸恵さん（３５）、龍仁君（７）、凛ちゃん（５）に記念品が贈られた。 　井上常務執行役員は「Ｎ７００系は安全や安心、快適性のほか、環境にも配慮した新幹線。岡山駅も徐々に新しくなり、岡山を訪れる人、首都圏に行く人らより多くの人に利用してもらい、快適な旅を楽しんでほしい」と話していた。 　同系新幹線は、山陽・東海道新幹線の６世代目の車両。最高速度での曲線通過を可能にするシステム「空気バネ式車体傾斜システム」など最新の技術を導入し、山陽区間を３００キロ、東海道区間を２７０キロで走行。岡山―東京間が５分短縮され、最短で３時間１２分の所要時間を可能にしている。 　全席禁煙で、喫煙者のために６カ所ブースを設置したほか、地球温暖化にも配慮。７００系と比べ山陽区間で９％、東海道区間で１９％の消費電力量削減に成功し、省エネを追求したエコ新幹線となっている。来年春までに、のぞみ岡山―東京間４３往復８６本のうち、博多―東京間往復計５３本の約半分が同系新幹線に替わる予定。