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山口組ナンバー2が国提訴「刑務所の医療が不十分だ。生命の危険生じる」

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山口組ナンバー2が国提訴「刑務所の医療が不十分だ。生命の危険生じる」

 府中刑務所(東京)に服役中の指定暴力団山口組ナンバー2、高山清司受刑者(69)が、刑務所の医療が不十分だとして、国に1100万円の賠償と、自身が指名した外部医師による診療の許可を求めて提訴していたことが1月31日、分かった。同日の東京地裁の第1回口頭弁論で、国は請求棄却を求めた。

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 訴状によると、高山受刑者は背骨の難病「後縦靱帯骨化症」を患い、適切な治療やリハビリを受けなければ体が硬直し、生命の危険が生じると主張。移送前の大阪拘置所では毎日1時間半のマッサージを受けられたのに、府中刑務所ではリハビリの時間が限られ、内容も不十分だとしている。

 2015年5月、勾留中の主治医で、京都拘置所と提携していた医師の治療を受けられるよう申請したが、認められなかったとも訴えている。

 高山受刑者は、あいさつ料名目で建設業の男性から4千万円を脅し取ったとして恐喝罪に問われ、14年5月に懲役6年の判決が確定。大阪拘置所に収監され、同年12月に府中に移送されていた。

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