11月29日、JR南船橋駅前の国内最大規模の商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」のほど近くに、ライフスタイル型商業施設「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY(以下、ららテラス)」がオープンした。

36店舗が出店する「ららテラス TOKYO-BAY」とは?

「&MORE 暮らしにもっと便利さを、毎日にもっとうるおいを。」のコンセプトのもと、帰りがけについ足を運びたくなる全36店舗が出店する「ららテラス」。スーパーマーケットや飲食店、クリニックモール、ウェルネス関連など生活利便性の高い店舗が揃う。

11月28日に行われた記者会見では、船橋市長のほか三井不動産の事業担当者が登壇し「『三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY』開業から40年の時を経て、商業だけではなく、スポーツ、エンタメ、公共空間、レジデンス、物流とミクストユースの街づくりを進めている」とららぽーと発祥の地である南船橋のポテンシャルを見越したエリア全体の開発について言及。南船橋駅直結の「ららテラス」は再開発が続く南船橋エリアの、ゲートウェイ的存在を目指したという。

今回、同施設ではサステナブル社会の実現に向けた取り組みとして、施設屋根全面に太陽光パネルを設置し、施設全体の約12%の電力をカバー。国土交通省が推進する「グリーンインフラ活用型都市構築支援事業」に関する取り組みのひとつとして誰もが憩える芝生広場の整備も行っている。

ドッグランや遊具広場を備えるだけでなく、フードフェスやスポーツのパブリックビューイングなどさまざまなイベントを開催できる、約5,000平方メートルの大規模広場があるのは「ららテラス」の大きな特徴だ。

タイ最大コーヒーチェーンや、千葉ジェッツ公認の新業態カフェなどが出店

開業したばかりの「ららテラス」の中から、注目店舗をピックアップして紹介しよう。まずは関東初出店となるタイ最大のコーヒーチェーン「Café Amazon」から。

  • 左から「アイスアマゾン」レギュラー500円と「ココナッツ抹茶ラテ」アイス600円

同店では緑のオアシスをイメージとした明るく自然豊かな雰囲気の中で、タイの厳選されたコーヒー豆を独自方法で焙煎した風味豊かな味わいのドリンク各種を楽しめる。一番人気の「アイスアマゾン」のほか、同店限定ドリンクの「ココナッツ抹茶ラテ」や「ロイヤルミルクティー」、限定フードメニューの「スパゲッティ ゲンキャオガイヤーン」なども要チェックだ。

同じくカフェ業態で注目したいのが、千葉ジェッツ公認の新業態カフェ&バーの「GiGO」。店内では、試合開催日には千葉ジェッツの試合が放映され、応援しながら飲食を楽しめる。

注目は千葉ジェッツ応炎メニューの「GO! JETS! 勝つサンド」1,500円、「応炎ポテト」1,000円、「応炎えだまめ」550円だ。これら千葉ジェッツ応炎メニューを注文すると、選手の写真を使ったオリジナルコースターが1枚ついてくる。

また、ショップも併設されており、千葉ジェッツ公式グッズを販売。さらに千葉ジェッツ応炎プリントシール、千葉ジェッツオリジナルデザインのバスケットボールゲーム機なども設置されており、ファンにはたまらないお店になっている。

続いてご紹介するのは千葉県館山市に本店を構え、今回ショッピングセンター初出店となる「焼肉DINING大和」だ。精肉店直営かつ、黒毛和牛のメス牛1頭買いを行っているため、質の良い牛肉を都内では考えられないリーズナブルな価格で味わえる。

  • 名物の「戦艦大和盛り」3,948円と「黒毛和牛 希少部位5種盛り」一人前1,990円 ※写真は二人前

素材の良さを引き立たせるカット技術、お肉の甘みとうまみを味わえるシンプルな味付けも魅力だ。黒毛和牛には、ふんわりとした風味と口溶けが魅力の泡醤油とわさびを合わせるなど、肉質だけでなく食べ方へのこだわりも強い。

隣接する屋外の大規模広場でも食事ができるフードコート

  • ライスや牛スープ、サラダもついた「ぎゅうばーぐ定食 和風おろし」1,280円

約320席、陽光に満ちた明るい雰囲気と上質なインテリアのフードコートには、全5店舗が集結。精肉卸直営の粗挽きハンバーグ専門店で新業態の「粗挽き ぎゅうばーぐ 大和亭」では、契約農場から直接仕入れた黒毛和牛を超粗挽きにしたハンバーグを、醤油にんにく、デミグラスソースなど5種類のソースからお好みで選んで味わえる。

  • テイクアウト用「季節の野菜カレー」1,080円

大阪のソウルフードとも言える甘くて辛いカレーを提供する「JOTO CURRY」は、千葉県初出店だ。厳選された国産玉ねぎと牛肉を、独自のスパイスで仕上げており、インパクトのある甘さの後に、爽やかな辛さが突き抜けるやみつき必至のカレーだ。

  • 「ダブルカルビ石焼丼」のほか、冷麺やチヂミ、キンパなど各種韓国料理が揃う「韓美膳」

このほかラーメン店の「どうとんぼり神座」や韓国料理店「韓美膳(ハンビジェ)」、「ミスタードーナツ」が入居している。

また、フードコート店舗ではテイクアウト商品を購入できるため、天気がいい日には、屋外広場空間で食事を楽しむのもいいだろう。

さらに、B. LEAGUE 1部に所属するプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」のホームアリーナとなる「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」も近傍にあることから、フードコート内のデジタルサイネージで千葉ジェッツの試合も放映予定となっている。

スーパーや書店、雑貨店、各種サービス施設も充実

このほか千葉県、東京都を中心にチェーン展開している食品スーパーマーケットの「ワイズマート」や、ドラッグストアの「マツモトキヨシ」、100円ショップの「ダイソー」、「くまざわ書店」など生活用品を扱うショップも出店。ジムやネイルサロン、クリニックやリラクゼーション施設、クリーニングや学習塾、ダンス教室など幅広い業態が揃う。

南船橋駅周辺では2024年春開業予定の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」や分譲住宅開発など複数の開発計画が進行中。今後さらに盛り上がりを見せそうなエリアだ。