週刊現代・週刊朝日・東京スポーツから「ふぐ福治」さんに関することで、文書(FAX)にて質問がありましたので、代理人(弁護士さん)と協議の上、代理人を通じて文書(FAX)で回答させて頂きました。問いと答えの部分全文をそのままここに掲載致します。


 <週刊現代>(取材受け付け順)


 (問1) 11月10日夜、同店では、東国原氏が35歳女性(以下、女性)と同席していたという証言があります。これは事実でしょうか?

 (答) 当日「ふぐ福治」に友人の女性と共に食事に出向いたことは事実です。

 

 (問2) 小誌の取材によりますと、東国原氏が店側に対し、法律上の可食部でない「ふぐの肝を求めた」という証言があります。これは事実でしょうか。

 (答) 東国原は店側に対し、法律上の可食部ではない「ふぐの肝を求めた」事実はありません。


 (問3) 現在、中央区保健所は「ふぐ福治」の店主を警視庁築地署に食品衛生法違反容疑で刑事告発しています。警視庁の捜査が進むなか、「東国原氏は築地署による任意聴取に応じなかった」という証言があります。これは事実でしょうか。また

、その理由についてお聞かせ下さい。

 (答) 現時点までには、築地警察署より任意聴取を求められた事実はありません。


 (問4) 差し障りのない範囲で結構ですが、東国原氏と女性との関係についてお聞かせ下さい。

 (答) 当日「ふぐ福治」にご一緒した女性は、私の単なる友人です。


                                 ――― 以上 ―――


 <週刊朝日>


 (問1) 11月10日夜、上記ふぐ点にて、東国原様が店側に対して「肝」を出すように求めたと聞いておりますが、間違いありませんか。また、店側は保健所や警視庁の聴取に対して「無理やり出させられた」といった趣旨の発言をしていますが、間違いないでしょうか。

 (答) 東国原が「店側に違法メニューのふぐ肝を出すように求めた」とのことですが、東国原は法律上の可食部でない「ふぐの肝」を求めた事実はありません。当時の認識としては、これほどの一流店が、可食部以外のものを、しかも徐毒もせず提供するとは思ってもいませんでした。

 有毒性の部位を承知の上で、「無理やりに出せ」などと求めたことはありません。


 (問2) 東国原様が過去にも何度か同店を訪れ、過去にも何度も「肝」を注文して食べていたと聞いておりますが、間違いないでしょうか。具体的にはいつごろから何度ほど、同店で「肝」を食べられたのでしょうか。味はいかがだったのでしょうか。

 (答) 平成19年秋頃から今まで4~5回訪店し、うち1回はすっぽん料理で、あとは可食部として認識していた肝ポン酢を注文して美味しくいただきました。


 (問3) 保健所からの調査協力の依頼を東国原様が拒否されたと聞いておりますが、間違いないでしょうか。どのような理由で協力を拒否されたのでしょうか。

 (答) 保健所からの調査協力の依頼を東国原が拒否した事実はありません。また調査協力の要請があった事実も現在までありません。


 (問4) 東国原様が最近、警視庁築地署の事情聴取を受けたと聞いておりますが、間違いないでしょうか。また、事情聴取に対して「肝を出してきたのは店側のほうだ」という趣旨の発言をされていると聞いておりますが、間違いないでしょうか。

 (答) 現時点までは築地警察署よりの任意聴取を求められた事実はありません。

 従って、「肝を出したのは店側のほうだ」という発言をした事実はありません。


 (問5) 東国原様はグルメで珍味が好きだと聞いておりますが、ほかのふぐ店でも同様に「肝」を注文して食されているのでしょうか。

 (答) 他のふぐ店でふぐ肝を食した事実はありますが、店のすすめによる有毒性のない肝でした(九州の宮崎・大分では毒性のないふぐ肝が提供されることが多々あります)。


 (問6) 肝を提供した店は行政処分を受け、刑事告発され、店主は調理師免許を剥奪されていますが、肝を注文した客側には何らお咎めがありません。東国原様はこのことをどうお考えでしょうか。

 (答) ふぐ店が今回行政処分を受け、刑事告発され、店主様が調理師の資格を剥奪されたとのことを知り、私としてはただただ申し訳無い気持ちで心を痛めております。


 (問7) 同伴した女性はどのような方で、東国原様とはどのような関係なのでしょうか。食中毒に見舞われた女性に対して、どのような気持ちでいらっしゃいますか。

 (答) 当日ふぐ店にご一緒した女性は私の単なる友人ですが、彼女の食中毒には心から申し訳無く思っています。


                              ――― 以上 ―――


  <東京スポーツ>


 (問1) 提供された「肝ポン酢」について、どのような経緯で出されたのでしょうか? 店主が「あるよ、どうだ?」と提案してきたのか? それとも女性が「欲しい、食べたい」と言ったのか? はたまた東国原様が「店長、出してやって」と提案したのか? はたまた誰が言うわけでもなく会話の流れで自然にそうなったのか?

 (答) 東国原は平成19年秋より今まで4~5回このふぐ店を訪店しております。そのうち一回はスッポン料理でした。最初の訪店の時、「あん肝(ポン酢)ありますか」と聞いたところ、「あん肝(ポン酢)はないが、ふぐ肝ポン酢はあります」と応待され、「大丈夫ですか」と聞いたところ、「大丈夫ですよ」と言われたので、「ではそれでお願いします」と注文し、それ以降この店では肝ポン酢を食しております。 

 ご承知のように九州の宮崎・大分等には毒性のないふぐの肝が提供されることが多々あります。従って東国原としては、この店でも毒性のない可食性の「肝ポン酢」と認識し、一貫して今日に至っていたわけです。従って本件当日もいつものようにごく普通に「肝ポン酢」と注文したわけです。

 東国原の認識としては、これほどの一流店が、可食部以外のものを、しかも徐毒もせず提供するとは思ってもいませんでした。


 (問2) 東国原様は「肝ポン酢」を食べたのでしょうか?そうでしたらお体の方に異変はございませんでしたでしょうか?

 (答) 東国原は本件当日も「肝ポン酢」を食しております。体調に異変はありませんでした。


 (問3) 今後、同件は肝ポン酢を提供した店主が食品衛生法違反で書類送検されることと思います。その際、現場にいらした女性、東国原様には当局から事情聴取される可能性も多々あると考えられます。すでに当局の方から任意で“呼び出し”はありますでしょうか?

 (答) 現在まで保健所からも警察からも事情聴取をしたいとの連絡は一切ありませんが、今後は可能性があると思います。その場合はお店側には申し訳なく思っていますが、誠実に真実をもって対応するつもりです。


                          ――― 以上 ―――