関越道バス事故:陸援隊社長「名義貸し」認める 謝罪会見

毎日新聞 2012年05月06日 12時03分(最終更新 05月06日 19時47分)

 群馬県藤岡市の関越自動車道で46人が死傷した高速ツアーバス事故で、事故を起こしたバス会社「陸援隊」(千葉県印西市)の針生裕美秀(はりう・ゆみひで)社長(55)が6日、東京都内で初めて記者会見した。針生社長は河野化山(こうの・かざん)容疑者(43)=自動車運転過失致死傷容疑で逮捕=に道路運送法で禁じられている「名義貸し」をしていたことを認め、国土交通省関東運輸局の特別監査で36項目の法令違反があったことを明らかにした。河野容疑者が過労運転だったとの指摘には「休みを与えており、過労運転はなかった」と否定した。

 針生社長は午前11時から記者会見し、「亡くなられたご遺族の方、けがをされた38名の方に深くおわびします」と謝罪。河野容疑者について日雇いの運転手であることを認め、「勤務は月100時間程度。4月25日からバス出発日の27日夜まで休みを与えており、東京から金沢までの往路も別の運転手が運転した」と河野容疑者が過労状態ではないとの見解を示した。

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