JR大船渡・気仙沼線の鉄路復旧断念を正式表明
東日本大震災で被災した岩手・宮城県のJR大船渡線と宮城県のJR気仙沼線の復旧を話し合う「沿線自治体首長会議」が24日、東京都内で開かれた。
JR東日本は鉄路復旧を断念し、暫定運行しているバス高速輸送システム(BRT)を継続する方針を正式に示した。JRは、両線の復旧に約1100億円かかることや利用客減少の予測を説明、BRTの利便性を強調した。
沿線自治体の多くは、一定の理解を示したが、宮城県気仙沼市の菅原茂市長は「地域にとって価値の高いものでなければ解決にならない。今日の説明では不十分」とさらなる説明を求めた。沿線各自治体は、年内に開催予定の次回会合までに地元の意見をまとめ、BRTを受け入れるかどうかを表明する見通し。
2015年07月24日
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