平成9年7月1日
宇宙開発事業団
宇宙開発事業団における地球観測プラットフォーム技術衛星「みどり」事故対策本部(以下、「事故対策本部」という。)の第1回会合を7月1日16時に開催しました。各委員がこれまでの事故状況の経緯を正確に把握し、原因究明委員会において「みどり」の機能停止に関する原因の究明及び対策を徹底的に行うこと、今後の計画に関する検討委員会において今後打ち上げる予定の衛星に対する技術的対応の検討及び今後の地球観測計画への対応の検討を早急に行うことを確認しました。
また、原因究明のため実施しているテレメトリデータの解析、観測データからの解析及び関係機関の協力のもとに実施している地上からの観測を本格的に展開すること等今後の作業の進め方についての検討を行いました。
現在、太陽電池パドルの発生電力低下及び一部温度データの異常表示の解明のため、6月22日以降のテレメトリデータを解析しており、また「みどり」の軌道解析した結果、事故発生後軌道に変化があることを確認しました。
今後、解析作業等を本格化させ徹底した、原因究明に努めて参ります。
今後は、1ヶ月以内を目途に検討結果についての中間報告を行い、科学技術庁内に設置されている事故対策本部との連携を取りつつ、原因究明に関する最終報告を取りまとめていく予定です。