ローマは19日のコッパ・イタリア準決勝ファーストレグで、インテルにホームで0−1と敗北を喫した。試合後、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は次のようなコメントを残している。

「インテルが勝利に値した? 私はそれほどそうだとは確信していない。我々は良い試合をした。ただ、ゴールを奪えなかったんだ。簡単なゴールチャンスをミスしてしまった。得点が決まっていれば、試合は違う形になっていたはずだよ。ローマは多くをつくったが、ラストパスを欠いてしまった。そしてそれこそが、最も難しく、最も決定的なものとなることが少なくないんだ」

リーグ前節に続いてまたも信じられないようなミスを犯したFWミルコ・ヴチニッチについて、モンテッラ監督は「こういうミスに関してコメントするのは難しい。指揮官はテクニカルな面ではなく、精神面だけに働きかけられるものなんだ。今の彼が落ち着いていないのは見て分かるね」と語った。

一方、チーム全体のパフォーマンスについては、このように話している。

「インテルと比べて、我々は良くなって試合を終えた。何度かカウンターを許したがね。結果にこだわることが多いが、プレーをしているのに相手が30メートルの距離からその日のゴールを決めるんじゃ、少し気落ちするのも普通だよ。クラブ売却の影響? 各選手の頭の中がどうなっているかを知ることはできない。影響されている者もいるかもしれないね。だが、ハイレベルな選手であれば、そういうことがあってはいけない」

セカンドレグは5月11日、インテルのホームで行われる。モンテッラ監督はまだ終わっていないと考えているようで、「選手たちは挽回できると確信している。2−1で十分なんだ。少しの運があれば、ローマも(決勝進出は)可能だよ」とつけ加えた。