【11月5日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は4日、ロシアとの戦況がこう着状態に陥っているとの見方を否定した。

 戦況はほぼ1年にわたって大きな動きが見られず、あるウクライナ高官は、こう着状態にあると語っていた。

 しかし、ゼレンスキー氏は首都キーウで欧州連合(EU)欧州委員会(European Commission)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長との共同記者会見に臨み、「時は経過し、人々は疲れている」としながらも「こう着ではない」と述べた。

 また、西側諸国がウクライナに対し、ロシアとの和平交渉に向け圧力をかけているとの見方についても、「ロシアとの交渉の席に着き、何かを与えるよう圧力をかけているパートナー国はない」と否定した。

 一方、ウクライナ軍はこの日、ロシア支配下のクリミア(Crimea)半島東部ケルチ(Kerch)の造船所を攻撃したと主張した。(c)AFP