イタリア、昨年の出生数が40万人割れで過去最低 総人口も減少

イタリア、昨年の出生数が40万人割れで過去最低 総人口も減少
 4月7日、イタリア国家統計局(ISTAT)が発表した2022年の出生数は39万2600人と、40万人の大台を割り込んで過去最低を記録した。ローマで2022年11月撮影(2023年 ロイター/Remo Casilli)
[7日 ロイター] - イタリア国家統計局(ISTAT)が7日発表した2022年の出生数は39万2600人と、40万人の大台を割り込んで過去最低を記録した。減少は14カ月連続。前年の出生数は40万0249人だった。
22年の総人口は17万9000人減の5855万人。総人口も2014年以降じりじりと減り続けている。
ISTATは出生数減少について「主な要因は出産可能とされる15─49歳の女性の人口が減り、(このグループ全体として)高齢化が進んでいることだ」と指摘した。
イタリアでは少子化は国家の緊急事態と受け止められ、メローニ首相は昨年の選挙戦から適切な政策を通じてこの問題を解決するとの公約を掲げていた。

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