プラネタリウム協会に日本人会長 科学技術館の木村かおるさん
世界最大のプラネタリウム関係者団体「国際プラネタリウム協会」の次期会長に、科学技術館(東京都)の木村かおる学芸員(54)が2021年1月から就任することが25日分かった。アジア人としては初選出。木村さんは「未来のプラネタリウムの方向性を示していきたい」と話している。
国際プラネタリウム協会は、米国や欧州など約50カ国の専門家や天文関係者らが参加する。
木村さんは長年、プラネタリウムを使った天文教育プログラムの開発に取り組んだほか、インターネットで海外の望遠鏡を遠隔操作して日中に行う天体観測も広めた。天文分野での国際連携の発展に貢献してきた。