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先人の楽曲 成長の糧に 女優、和央ようか

【芸能プレミアム】先人の楽曲 成長の糧に 女優、和央ようか
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 とびきりの笑顔が、公私の充実の証しだ。「ファンの方々に支えられ、皆さんの笑顔や涙を糧に生きてきた」という宝塚歌劇団の元宙(そら)組トップ。年を重ねて仕事だけでなく、自身のライフスタイルも意識するように。「たかこさん(自身の愛称)のような生き方っていいな、と共感していただける自分でありたいです」

 宝塚歴代トップによる男性歌手のカバーアルバム「麗人-REIJIN-」の発売記念コンサートを収めたブルーレイとDVDの2枚組セットが22日、発売される。すでにリリースされたアルバムでは尾崎豊の「I LOVE YOU」をカバー。ライブは同曲と、自身の母が大ファンの美空ひばりの「愛燦燦」、ママと慕う今陽子がボーカルのピンキーとキラーズの「恋の季節」を歌った。

 「恐れ多くて手が出せなかった、私の中のカリスマたちの楽曲を歌い、成長のきっかけにしたかった」

 尾崎の同曲はカラオケで歌う人を多く見てきたが、自身は歌ったことがなかった。「今の(女性の)音域で挑戦しました」。CDでは同時録音したオーケストラの音の厚みに合わせた温かい歌声を披露。ライブでの3曲は「気持ち良く歌えた」とほほえんだ。

 青春時代は音楽番組の全盛期。昭和歌謡には思い入れが深い。幼い頃、山口百恵が好きで引退ライブでの真っ白なマイクは今も脳裏に焼き付く。「よくマネをしました。私も退団のときに白いマイクを置くと言ったものです(笑)」

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