医療用医薬品 : イジュド |
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総称名 | イジュド |
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一般名 | トレメリムマブ(遺伝子組換え) |
欧文一般名 | Tremelimumab(Genetical Recombination) |
製剤名 | トレメリムマブ(遺伝子組換え)製剤 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 ヒト型抗ヒトCTLA-4モノクローナル抗体 |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L01FX20 |
KEGG DRUG |
D06657
トレメリムマブ
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KEGG DGROUP |
DG02938
免疫チェックポイント阻害薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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イジュド点滴静注25mg | IMJUDO Injection 25mg | アストラゼネカ | 4291465A1020 | 213831円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品注) |
イジュド点滴静注300mg | IMJUDO Injection 300mg | アストラゼネカ | 4291465A2026 | 2310355円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品注) |
効能又は効果 | 用法及び用量 | |
イジュド点滴静注25mg | 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | デュルバルマブ(遺伝子組換え)及び白金系抗悪性腫瘍剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはトレメリムマブ(遺伝子組換え)として、1回75mgを3週間間隔で4回、60分間以上かけて点滴静注する。その後、7週間の間隔を空けて、トレメリムマブ(遺伝子組換え)として、75mgを1回60分間以上かけて点滴静注する。 |
切除不能な肝細胞癌 | デュルバルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはトレメリムマブ(遺伝子組換え)として、300mgを60分間以上かけて単回点滴静注する。ただし、体重30kg以下の場合の投与量は4mg/kg(体重)とする。 |
効能又は効果 | 用法及び用量 | |
イジュド点滴静注300mg | 切除不能な肝細胞癌 | デュルバルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはトレメリムマブ(遺伝子組換え)として、300mgを60分間以上かけて単回点滴静注する。ただし、体重30kg以下の場合の投与量は4mg/kg(体重)とする。 |
副作用 | 程度※ | 処置 |
間質性肺疾患 | Grade2の場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
Grade3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
肝機能障害 | AST若しくはALTが基準値上限の3〜5倍、又は総ビリルビンが基準値上限の1.5〜3倍まで増加した場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
・AST若しくはALTが基準値上限の5倍超、又は総ビリルビンが基準値上限の3倍超まで増加した場合 ・AST若しくはALTが基準値上限の3倍超、かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍超まで増加し、本剤以外に原因がない場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
肝機能障害 (ベースラインのAST若しくはALTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍を有する患者) | AST若しくはALTがベースラインの2.5〜5倍、かつ基準値上限の20倍以下に増加した場合 | ベースラインの2.5倍未満に回復するまで本剤を休薬する。 |
・AST若しくはALTがベースラインの5倍超、又は基準値上限の20倍超に増加した場合 ・AST若しくはALTがベースラインの2.5倍超、かつ総ビリルビンが基準値上限の1.5倍超〜2倍未満に増加し本剤以外に原因がない場合 ・総ビリルビンが基準値上限の3倍超まで増加した場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
大腸炎・下痢 | Grade2の場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
Grade3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
消化管穿孔 | 全Grade | 本剤の投与を中止する。 |
甲状腺機能亢進症、副腎機能不全、下垂体機能低下症 | Grade2〜4の場合 | 症状が安定するまで本剤を休薬する。 |
腎機能障害 | 血清クレアチニンが基準値上限又はベースラインの1.5〜3倍まで増加した場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
血清クレアチニンが基準値上限又はベースラインの3倍超まで増加した場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
筋炎 | Grade2又は3の場合 | ・Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 ・30日以内にGrade1以下まで回復しない場合又は呼吸機能不全の徴候があらわれた場合は、本剤の投与を中止する。 |
Grade4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
心筋炎 | Grade2〜4の場合 | 本剤の投与を中止する。 |
重症筋無力症 | Grade2〜4の場合 | 本剤の投与を中止する。 |
脳炎 | Grade2〜4の場合 | 本剤の投与を中止する。 |
神経障害 | Grade2の場合 | ・Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 ・30日以内にGrade1以下まで回復しない場合又は呼吸機能不全の徴候があらわれた場合は、本剤の投与を中止する。 |
Grade3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
皮膚障害 | ・Grade2で1週間以上継続した場合 ・Grade3の場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
・Grade4の場合 ・皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)又は中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
Infusion reaction | Grade1又は2の場合 | 本剤の投与を中断又は投与速度を50%減速する。 |
Grade3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 (甲状腺機能低下症、1型糖尿病を除く) | Grade2又は3の場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
Grade4の場合 | 本剤の投与を中止する。 |
副作用 | 程度※ | 処置 |
間質性肺疾患 | Grade2の場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
Grade3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
肝機能障害 | AST若しくはALTが基準値上限の3〜5倍、又は総ビリルビンが基準値上限の1.5〜3倍まで増加した場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
・AST若しくはALTが基準値上限の5倍超、又は総ビリルビンが基準値上限の3倍超まで増加した場合 ・AST若しくはALTが基準値上限の3倍超、かつ総ビリルビンが基準値上限の2倍超まで増加し、本剤以外に原因がない場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
肝機能障害 (ベースラインのAST若しくはALTが基準値上限を超えている肝悪性腫瘍を有する患者) | AST若しくはALTがベースラインの2.5〜5倍、かつ基準値上限の20倍以下に増加した場合 | ベースラインの2.5倍未満に回復するまで本剤を休薬する。 |
・AST若しくはALTがベースラインの5倍超、又は基準値上限の20倍超に増加した場合 ・AST若しくはALTがベースラインの2.5倍超、かつ総ビリルビンが基準値上限の1.5倍超〜2倍未満に増加し本剤以外に原因がない場合 ・総ビリルビンが基準値上限の3倍超まで増加した場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
大腸炎・下痢 | Grade2の場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
Grade3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
消化管穿孔 | 全Grade | 本剤の投与を中止する。 |
甲状腺機能亢進症、副腎機能不全、下垂体機能低下症 | Grade2〜4の場合 | 症状が安定するまで本剤を休薬する。 |
腎機能障害 | 血清クレアチニンが基準値上限又はベースラインの1.5〜3倍まで増加した場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
血清クレアチニンが基準値上限又はベースラインの3倍超まで増加した場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
筋炎 | Grade2又は3の場合 | ・Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 ・30日以内にGrade1以下まで回復しない場合又は呼吸機能不全の徴候があらわれた場合は、本剤の投与を中止する。 |
Grade4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
心筋炎 | Grade2〜4の場合 | 本剤の投与を中止する。 |
重症筋無力症 | Grade2〜4の場合 | 本剤の投与を中止する。 |
脳炎 | Grade2〜4の場合 | 本剤の投与を中止する。 |
神経障害 | Grade2の場合 | ・Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 ・30日以内にGrade1以下まで回復しない場合又は呼吸機能不全の徴候があらわれた場合は、本剤の投与を中止する。 |
Grade3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
皮膚障害 | ・Grade2で1週間以上継続した場合 ・Grade3の場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
・Grade4の場合 ・皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)又は中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
Infusion reaction | Grade1又は2の場合 | 本剤の投与を中断又は投与速度を50%減速する。 |
Grade3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 (甲状腺機能低下症、1型糖尿病を除く) | Grade2又は3の場合 | Grade1以下に回復するまで本剤を休薬する。 |
Grade4の場合 | 本剤の投与を中止する。 |
10%以上 | 1〜10%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
皮膚 | 発疹(21.6%)、そう痒症 | 皮膚炎 | ||
呼吸器 | 咳嗽・湿性咳嗽、肺炎 | 発声障害、上気道感染、インフルエンザ | ||
口腔内 | 口腔カンジダ | 歯周病(歯肉炎)、口腔感染 | ||
内分泌 | TSH上昇、TSH低下 | |||
腎・泌尿器 | 排尿困難 | |||
消化器 | 下痢 | 腹痛、アミラーゼ増加、リパーゼ増加 | ||
その他 | 発熱、筋肉痛、末梢性浮腫 | 寝汗 |
Cmax(μg/mL) | AUC0-28(day・μg/mL) | Tmax(day) |
22.9(14.2%) | 239(15.9%) | 0.044(0.042,0.047) |
評価時点 | 血清中濃度(μg/mL)幾何平均値(例数、変動係数%) |
投与終了時 | 78.0(n=379,117.2%) |
投与4週後 | 10.7(n=221,84.7%) |
投与12週後 | 1.3(n=113,156.5%) |
評価時点 | 血清中濃度(μg/mL)幾何平均値(例数、変動係数%) |
初回投与後 | 23.17(n=294,65.62%) |
3週目(投与前) | 4.16(n=285,80.83%) |
12週目(投与前) | 7.82(n=183,75.68%) |
一般的名称 | トレメリムマブ(遺伝子組換え) |
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一般的名称(欧名) | Tremelimumab(Genetical Recombination) |
分子量 | 約149,000 |
理化学知見その他 | トレメリムマブは、ヒト細胞傷害性Tリンパ球抗原-4(CTLA-4)に対する遺伝子組換えヒトIgG2モノクローナル抗体である。トレメリムマブは、マウスミエローマ(NS0)細胞により産生される。トレメリムマブは、451個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ2鎖)2本及び214個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質(分子量:約149,000)である。 |
KEGG DRUG | D06657 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/05/22 版 |