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人口密集地に砲撃、2人死亡 ロシア防衛線で攻防―ウクライナ南部

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 【ベルリン時事】ウクライナ当局は3日、前日に南部ヘルソン方面の人口密集地で、ロシア軍による砲撃があり、2人が死亡、少なくとも7人が負傷したと明らかにした。ウクライナ国営通信が伝えた。2日夜から3日未明にかけて、東部ドニエプロペトロフスク州などにドローン31機とミサイル1発が飛来。大半を撃墜したものの、工場や民家に被害が出たという。

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 ヘルソン方面のウクライナ軍幹部は、2日の攻撃について、「迫撃砲や戦車、攻撃機などから、502発の砲撃があった」と説明した。教育施設やショッピングセンターも標的になったと訴えた。

 ウクライナ軍は8月下旬に奪還した南部ザポロジエ州ロボティネから南下作戦を進めているが、ロシア軍の激しい抵抗を受けている。ウクライナ軍参謀本部は3日、同軍がロシア軍の防衛線の一部を突破したと伝えられる同州ベルボベ西方で「敵が失地回復を図ったが失敗した」と主張した。

 一方、ロシアのショイグ国防相は3日、ロシア軍指導部との会議で「ベルボベやロボティネ付近のロシアの守備の突破を図る敵の試みはうまくいかなかった」と語った。米シンクタンク戦争研究所は1日付の報告で、ロシア軍が防御戦術を継続しており、「一帯は複雑で活発な動きがあるようだ」と指摘した。

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