HOME ニュース、海外

2022.01.21

男子円盤投元世界記録保持者のリンク・バブカが死去 85歳 60年ローマ五輪の銀メダリスト
男子円盤投元世界記録保持者のリンク・バブカが死去 85歳 60年ローマ五輪の銀メダリスト

男子円盤投の元世界記録保持者リンク・バブカ氏が1月15日にうっ血性心不全のため亡くなったことがわかった。85歳。バブカ氏は1960年ローマ五輪の銀メダリスト。同年には59m91の世界タイ記録を投げ、68年に63m94mまで自己ベストを伸ばした。1969年に陸上選手としてのキャリアを終えた後は、実業家として成功をおさめていた。

また、ケニアで長年コーチングや理事を務めた英国人のジョン・ヴェルツィアン氏の逝去が世界陸連から発表された。享年93。

ヴェルツィアン氏は1958年にケニアで体育の教員となり、63年のケニア独立後も同国に残って長距離を中心に人材育成に尽力した。68年メキシコシティ五輪男子1500mと72年ミュンヘン五輪男子3000mで金メダルを獲得したキプチョゲ・ケイノ氏らの才能を発見し、指導に当たっていた。ケニア初のナショナルチームのヘッドコーチを務めるなどしたほか、モンバサでの07年クロカン選手権大会の招致と運営で重要な役割を果たし、ナイロビ・マラソンではレースディレクターも務めた。11年にはこれまでの功績により、統括団体(world governing body)からコーチング生涯功労賞を授与されていた。

男子円盤投の元世界記録保持者リンク・バブカ氏が1月15日にうっ血性心不全のため亡くなったことがわかった。85歳。バブカ氏は1960年ローマ五輪の銀メダリスト。同年には59m91の世界タイ記録を投げ、68年に63m94mまで自己ベストを伸ばした。1969年に陸上選手としてのキャリアを終えた後は、実業家として成功をおさめていた。 また、ケニアで長年コーチングや理事を務めた英国人のジョン・ヴェルツィアン氏の逝去が世界陸連から発表された。享年93。 ヴェルツィアン氏は1958年にケニアで体育の教員となり、63年のケニア独立後も同国に残って長距離を中心に人材育成に尽力した。68年メキシコシティ五輪男子1500mと72年ミュンヘン五輪男子3000mで金メダルを獲得したキプチョゲ・ケイノ氏らの才能を発見し、指導に当たっていた。ケニア初のナショナルチームのヘッドコーチを務めるなどしたほか、モンバサでの07年クロカン選手権大会の招致と運営で重要な役割を果たし、ナイロビ・マラソンではレースディレクターも務めた。11年にはこれまでの功績により、統括団体(world governing body)からコーチング生涯功労賞を授与されていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.06.11

IH100m3位の山崎心愛はじめ、旭川志峯女子短距離陣が充実 ルーキー・大垣尊良も注目 北の大地から全国目指す/IH北海道

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)を懸けた地区大会が6月に各地で行われる。 インターハイ北海道地区大会は6月11日から14日までの4日間、旭川市の花咲スポーツ公園公園競技場で実施される。 北海道では5月は10の支部 […]

NEWS 「2way酸素ルーム」の活用法 低圧低酸素と高気圧酸素の環境を1台で実現する画期的なトレーニング&リカバリー機器
PR

2024.06.10

「2way酸素ルーム」の活用法 低圧低酸素と高気圧酸素の環境を1台で実現する画期的なトレーニング&リカバリー機器

酸素の力で人々の健康やアスリートのパフォーマンスを支える「O2RoomⓇ」ブランドの酸素ルームを国内外に展開する日本気圧バルク工業株式会社。大学や病院と共同研究を重ね、いくつものエビデンスを基に自社開発・自社生産した高気 […]

NEWS ウサイン・ボルトさんがアキレス腱断裂 サッカー親善試合で活躍も……

2024.06.10

ウサイン・ボルトさんがアキレス腱断裂 サッカー親善試合で活躍も……

6月9日、男子100m、200mの世界記録保持者ウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)がチャリティーイベントの「サッカーエイド(Soccer Aid)」の親善試合に登場した。 同イベントは2006年にスタートし、今回が13回目 […]

NEWS 館澤亨次が1500m日本歴代5位の3分36秒68! 800m石井優吉はセカンドベスト 後藤夢4分09秒93 米国で好記録相次ぐ

2024.06.10

館澤亨次が1500m日本歴代5位の3分36秒68! 800m石井優吉はセカンドベスト 後藤夢4分09秒93 米国で好記録相次ぐ

6月9日、米国オレゴン州ポートランド郊外で「2024ポートランド・トラックフェスティバル」の2日目が行われ、男子1500mで館澤亨次(DeNA)が3分36秒68の日本歴代5位をマークした。 海外を拠点にトレーニングを続け […]

NEWS マクローリン・レブロンが女子400m48秒75のセカンドベスト ライルズは200m19秒77でV/WAコンチネンタルツアー

2024.06.10

マクローリン・レブロンが女子400m48秒75のセカンドベスト ライルズは200m19秒77でV/WAコンチネンタルツアー

6月8日、9日、米国・ニューヨークで世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのニューヨークシティ・グランプリが開催され、女子400mではS.マクローリン・レブロン(米国)が48秒75で優勝を飾った。 400mハード […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年6月号 (5月14日発売)

2024年6月号 (5月14日発売)

別冊付録学生駅伝ガイド

page top