ゼレンスキー氏「イランが関与」、ハマスのイスラエル攻撃を非難…同じ無人機を使用
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イスラム主義組織ハマスのイスラエルへの攻撃について、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9日、「イランはイスラエルで起きていることと無関係だと言えるはずがない」と述べ、ハマスを支持しているイランを非難した。コペンハーゲンで開かれた北大西洋条約機構(NATO)加盟国国会議員会議にオンラインで参加した際に述べた。
ゼレンスキー氏は「イスラエルを攻撃しているのはテロ組織で、ウクライナに攻撃を加えているのはテロ国家だが、本質は同じだ」と訴えた。イラン製無人機がロシアによるウクライナへの攻撃に使われていると指摘した。
一方、タス通信などによると、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は9日、アラブ連盟(22か国・機構)のアブルゲイト事務総長とモスクワで会談し、ガザでの戦闘の即時停止が必要との認識を示した。
ラブロフ氏は会談後の記者会見で「市民を傷つけ、女性や子供を人質に取ることは容認できないとの姿勢を確認した」と語った。ロシアはウクライナ侵略で市民を攻撃し、子供の強制移送などの戦争犯罪を続けている。