現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年6月16日のデイリーキーワードランキング
1 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
2 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
3 | 今思へば皆遠火事のごとくなり |
4 | ひと筋の光となりて梅雨の蝶 |
5 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
6 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
9 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
12 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
13 | 芋の露連山影を正しうす |
14 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
15 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
16 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
17 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
18 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
19 | 梅雨蝶の所作を大きく翔ちにけり |
20 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
21 | せきをしてもひとり |
22 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
23 | 画面指すだけの問診旱梅雨 |
24 | 夜の色に沈みゆくなり大牡丹 |
25 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | ありあけの空眞青なる霧氷かな |
28 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
29 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
30 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
31 | 有明の月の淡さを目で量り |
32 | 水枕ガバリと寒い海がある |
33 | 有明の月に雲仙眠るかな |
34 | ひな寿司の具に初蝶がまぜてある |
35 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
36 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
37 | 有明の海眞下なる紅葉かな |
38 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
39 | 白鳥百羽津軽の空を明るうす |
40 | いなびかり北よりすれば北を見る |
41 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
42 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
43 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
44 | 国家よりワタクシ大事さくらんぼ |
45 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
46 | 歩み来し人麦踏をはじめけり |
47 | 百年は童話の寸時木の実降る |
48 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
49 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
50 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
2024年4月20日 11時36分更新(随時更新中)