現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年4月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 梨の花郵便局で日が暮れる |
3 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
4 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
5 | 清明や街道の松高く立つ |
6 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
7 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
8 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
9 | 考える人は考え昭和の日 |
10 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 機関車の切り離されて雪しまく |
13 | 行く所又行く所花万朶 |
14 | 蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ |
15 | たとへなきへだたりに鹿夏に入る |
16 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
17 | 思考から生死薄らぐ花万朶 |
18 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
19 | ちるさくら海あをければ海へちる |
20 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
21 | 足跡の草起き上がる芒種かな |
22 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
23 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
24 | 山畑を遠回りして成人す |
25 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
26 | まつすぐな道でさみしい |
27 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
28 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
29 | 田水張り天地一つに融け合える |
30 | 古稀といふ春風にをる齢かな |
31 | 春の月ありしところに梅雨の月 |
32 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
33 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
34 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
35 | 夕桜闇やわらかに狂いだす |
36 | 紺絣春月重く出でしかな |
37 | 山又山山桜又山桜 |
38 | おそるべき君等の乳房夏来る |
39 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
40 | あをあをと空を残して蝶分れ |
41 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
42 | 産むというおそろしきこと青山河 |
43 | 麗しき春の七曜またはじまる |
44 | 咳をしても一人 |
45 | 右手置く一万年後の春の辺に |
46 | 夏近し右に曲がれば遠回り |
47 | あたたかい雨ですえんま蟋蟀です |
48 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
49 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
50 | 行く方にまた満山の桜かな |
2024年3月29日 00時30分更新(随時更新中)