現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
2 | 浅蜊の舌別の浅蜊の舌にさはり |
3 | 浅蜊泣くひと日の冬を吹き上げて |
4 | 浅蜊とる少し小舟を傾けて |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 朝焼がやけにヒロシマ焦がしている |
7 | 朝より鴉の声の余寒かな |
8 | 朝焼を少し借りたるペン定規 |
9 | 字ひとつ霞の中に山と海 |
10 | 朝焼の暗きところに耳二つ |
11 | あざみ汁すする旦や五色原 |
12 | 浅蜊椀無数の過去が口開く |
13 | 足跡の草起き上がる芒種かな |
14 | 朝燒を遮る海鵜細すぎる |
15 | 字のきれいな青年とゐて初句会 |
16 | 足跡は炎のかたち雪の猫 |
17 | 朝より阿波の日高し藍を刈る |
18 | 我傘寿妻喜寿バラの中歩む |
19 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
20 | 痣のでで虫 あの窓で夕焼け溺れ |
21 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
22 | 船笛やすずなすずしろ朝の家 |
23 | 鮮やかに蘇るはず茄子の馬 |
24 | あざやかに昃るを秋の喪としたり |
25 | 海に出て木枯帰るところなし |
26 | あさまらのめでたき春となりにけり |
27 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
28 | 足跡を鏡に印し蠅眠る |
29 | 朝みぞれ夕みぞれとてさやぐ木よ |
30 | 思ふこと交はす夕餉の浅蜊汁 |
31 | 引き潮に引かれて人のゆく干潟 |
32 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
33 | また人に生まれ変はるや枯野人 |
34 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
35 | 杭ひとつあれば迷はず秋落暉 |
36 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
37 | 春蘭の花とりすつる雲の中 |
38 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
39 | 雪山を匐ひまわりゐる谺かな |
40 | そよかぜや花びらが持つ記憶 |
41 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
42 | 愛妻家小西昭夫氏蠅叩く |
43 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
44 | 日本がここに集る初詣 |
45 | 春の水岩を抱いて流れけり |
46 | 眦に金ひとすじや春の鵙 |
47 | 漓江どこまでも春の細路を連れて |
48 | 雑炊もみちのくぶりにあはれなり |
49 | 諸草に力ありその上に昼顔 |
50 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
2024年4月25日 10時32分更新(随時更新中)