現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年2月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
4 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
5 | ちるさくら海あをければ海へちる |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 立冬のことに草木のかがやける |
8 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
9 | 蜩の声たたみ込む朱印帳 |
10 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
11 | わが墓を止り木とせよ春の鳥 |
12 | 侵されている山間の夜長し |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | 水枕ガバリと寒い海がある |
15 | 秋の暮汐にぎやかにあぐるなり |
16 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
17 | この道しかない春の雪ふる |
18 | 去年今年貫く棒の如きもの |
19 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
20 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
21 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
22 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
23 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
24 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
25 | 別るるや夢一筋の天の川 |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | ランボーを五行とびこす恋猫や |
28 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
29 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
30 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
31 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
32 | 着飾りて水陽炎の中にゐる |
33 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
34 | かへるさの一粒雨や母子草 |
35 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
36 | 六月の女すわれる荒筵 |
37 | この頃の蕣藍に定まりぬ |
38 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
39 | 漱石が来て虚子が来て大三十日 |
40 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
41 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
42 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
43 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
44 | 複眼の殺気放てり鬼やんま |
45 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
46 | いきいきと三月生る雲の奧 |
47 | 稻の花男の臍に囁けり |
48 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
49 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
50 | 方丈の大庇より春の蝶 |
2024年4月25日 17時12分更新(随時更新中)