現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年12月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
2 | しみじみと年の港といひなせる |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
7 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
8 | ものの種にぎればいのちひしめける |
9 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
10 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
11 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
12 | 初暦知らぬ月日は美しく |
13 | 敬老日遠き目礼して躱す |
14 | 囀や村社の鳥居文化財 |
15 | ラーメンに星降る夜の高円寺 |
16 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
17 | 町空のつばくらめのみ新しや |
18 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
19 | むかご飯握ってくれし姉逝きぬ |
20 | 玉の如き小春日和を授かりし |
21 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
22 | 墓のうらに廻る |
23 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
24 | 赤とんぼじっとしたまま明日どうする |
25 | 蝶になる途中九億九光年 |
26 | どこからが人の領分遠郭公 |
27 | どこか病む冬は夜明けの海である |
28 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
29 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
30 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
31 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
32 | 去年今年貫く棒の如きもの |
33 | 春怨の眉ひそめたる阿修羅像 |
34 | きさらぎの母の忌雨余るほど |
35 | 一行の添え書に見る年賀状 |
36 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
37 | 凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る |
38 | 紙魚走る本番枝番孫番地 |
39 | 初昔句の旅すでにはじまりぬ |
40 | この道の富士になりゆく芒かな |
41 | 秋の水水琴窟の音となり |
42 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
43 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
44 | 福笹に鯛よ小判よ海風よ |
45 | 気配してふつと振り向くおぼろ月 |
46 | 分去れのこんこんの日と虎の尾と |
47 | 鯨より小さかりけり捕鯨船 |
48 | さきみちてさくらあをざめゐたるかな |
49 | きみ恋わむ式部納言の裔として |
50 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
2024年4月25日 17時03分更新(随時更新中)