現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | 水枕ガバリと寒い海がある |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 牡丹百二百三百門一つ |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
9 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
12 | 一月の川一月の谷の中 |
13 | 生きざまにのりしろ添えて菊膾 |
14 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
15 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
16 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
17 | 夜の雪われを敗残者といふや |
18 | 逃げ水のすべて出雲にあつまれり |
19 | こひびとを待ちあぐむらし闘魚の辺 |
20 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
21 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
22 | 早苗饗のあいやあいやと津軽唄 |
23 | 稲雀播かず刈らずに雲の上 |
24 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
25 | 吹雪かれて見知らぬ人の後に蹤く |
26 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
27 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
28 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
29 | 山々の藍重ねたる秋思かな |
30 | おそるべき君等の乳房夏来る |
31 | 干鰈眼窩に涙せしあとか |
32 | 冬麗の微塵となりて去らんとす |
33 | 枯れ蓮の枯れ切るところ幾柱 |
34 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
35 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
36 | 方丈の大庇より春の蝶 |
37 | 爪で摘む一芯二葉の一番茶 |
38 | コーヒー店永遠に在り秋の雨 |
39 | 人間へ塩振るあそび桃の花 |
40 | 灯心草たばねて土橋木橋過ぐ |
41 | 霽れ際の明るき雨や苗代田 |
42 | 咳をしても一人 |
43 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
44 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
45 | 吊橋に落葉の重み梓川 |
46 | 妻が持つ薊の棘を手に感ず |
47 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
48 | 大寒や荒縄を噛む干し鰈 |
49 | まざまざと彼の英霊菰筵 |
50 | 擬宝珠の花散り尽し一揆村 |
2024年4月20日 06時32分更新(随時更新中)