現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 一月の川一月の谷の中 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
5 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
6 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
7 | 蛤を提げて高きに登りけり |
8 | 体操をしてゐる守衛春の昼 |
9 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
10 | せきをしてもひとり |
11 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
12 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
13 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
14 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
15 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
16 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
17 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
18 | 追憶のひとつひとつや蕎麦の花 |
19 | 向日葵や信長の首切り落とす |
20 | 御空より発止と鵙や菊日和 |
21 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
22 | 桃源や千草八千草なびけるは |
23 | 摩周湖のこよなくあをし霧の花 |
24 | あをあをとこの世の雨のははきぐさ |
25 | 光る時光は波に花芒 |
26 | 春寒やしばしふふみて鯛の骨 |
27 | かたばみを拔いて苛めつ子の気分 |
28 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
29 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
30 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
31 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
32 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
33 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
34 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
35 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
36 | 吹き晴れし大空のある蝶々かな |
37 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
38 | 星空へ店より林檎あふれをり |
39 | 方丈の大庇より春の蝶 |
40 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
41 | 水枕ガバリと寒い海がある |
42 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
43 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
44 | 風抜ける透明感の冬に入る |
45 | 重大なミスをつるんとなめこ汁 |
46 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
47 | 松過ぎのひとりの音に籠りたる |
48 | 九年母や頑固を通す生きっぷり |
49 | 風溜まるところを掃いて日短か |
50 | 雲仙のゴルフの原の青き踏む |
2024年4月25日 11時06分更新(随時更新中)