現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年9月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 牡丹百二百三百門一つ |
3 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
4 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 水枕ガバリと寒い海がある |
7 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
8 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 方丈の大庇より春の蝶 |
11 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
12 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
13 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
14 | ものの種にぎればいのちひしめける |
15 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
16 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
17 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
18 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
19 | 二た昔とも昨日とも高虚子忌 |
20 | おそるべき君等の乳房夏来る |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 |
23 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
24 | 潮騒や初茸ひそと小松原 |
25 | 在りし日と同じ陽を浴び寒明ける |
26 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
27 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
28 | 戦争と畳の上の団扇かな |
29 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
30 | 何探すでもなく白き風を見る |
31 | 霾や千と千尋の迷い道 |
32 | 玉の如き小春日和を授かりし |
33 | 吾在りて泛ぶ薄氷聲なき野 |
34 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
35 | 死蝉をときをり落し蝉時雨 |
36 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
37 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
38 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
39 | 沖縄忌たった一度の死がずらり |
40 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
41 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
42 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
43 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
44 | 濃竜胆浅間山の力裾までも |
45 | 去年今年うしろ姿の厨妻 |
46 | こんなよい月を一人で見て寝る |
47 | 別るるや夢一筋の天の川 |
48 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
49 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
50 | 熱帯魚見て来て浦島太郎かな |
2024年3月29日 18時03分更新(随時更新中)