現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年7月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 向日葵や信長の首切り落とす |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
8 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
9 | 渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ |
10 | 山芋の箸のねばりや山暮れる |
11 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
12 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
13 | 朝採りのこのにがうりのきりょうよし |
14 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
15 | 大寒の底にいるなり愚に徹し |
16 | 暗い製粉言葉のように鼠湧かせ |
17 | 天の川わたるお多福豆一列 |
18 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
19 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
20 | 葦切や執行猶予と鳴きたてる |
21 | 機械から紙さがりゐし元旦は |
22 | 海に出て木枯帰るところなし |
23 | 大魚かつぎ人ら鎖のように冬 |
24 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
25 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
26 | いちにち物いはず波音 |
27 | 満面の笑み一面の花大根 |
28 | 冷酒澄みコツプにきざす夕茜 |
29 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
30 | 忘れ潮少年兵士二十人 |
31 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
32 | 大川の上げ潮時や鳳仙花 |
33 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
34 | 一輪の花となりたる揚花火 |
35 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
36 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
37 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
38 | 蜜柑山女の肌に血肉満ち |
39 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
40 | 腰痛むすっくと立てり黄水仙 |
41 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
42 | 南北朝風の中なる荒御輿 |
43 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
44 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
45 | われよりも年寄る海鼠食ひにけり |
46 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
47 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
48 | 冬深みゆくほど旨き底魚 |
49 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
50 | 眼をとぢて佛とおなじ薫風裡 |
2024年4月25日 19時28分更新(随時更新中)