現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年4月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
3 | 考える人は考え昭和の日 |
4 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
5 | 木漏れ日の吐息落し穴が見えない |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
8 | 清明や街道の松高く立つ |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | 金星のまたたき釣瓶落しかな |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | いつまでもいつも八月十五日 |
13 | 雪の日の浴身一指一趾愛し |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | 大干潟みち潮尚もつづきおり |
16 | 花満つを暗と呼ぶ峠かな |
17 | 草いきれ此処にも一つ芭蕉句碑 |
18 | こんなよい月を一人で見て寝る |
19 | 噴水のいただきに水はねてをり |
20 | 愛なんかいらない青が似合うから |
21 | 語らいは遠き日のこと母子草 |
22 | 霙るるや私の川いや深く |
23 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
24 | 青葉騒塩たっぷりと茹で玉子 |
25 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
26 | 卵割るように銀河を渡りけり |
27 | 藤の棚子どもの声の透きとおり |
28 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
29 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
30 | 東北道松にからまる藤の花 |
31 | 公魚の一家揃って釣られけり |
32 | りんどうの紺の深さを哲学す |
33 | うすめても花の匂ひの葛湯かな |
34 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
35 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
36 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
37 | いつぽんの大きく暮れて花の寺 |
38 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
39 | 春一番写真のわれの笑ひをり |
40 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
41 | 若夏を背泳ぎでゆく東支那海 |
42 | 遮断機に春淀みいる逢魔が時 |
43 | 傷口をさがしあてたり男の手 |
44 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
45 | 女の起居 八方映る 梅雨の家 |
46 | パンジーの愛想笑ひの無人駅 |
47 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
48 | わが消す灯母がともす灯明易き |
49 | 春尽きて山みな甲斐に走りけり |
50 | 俺たちはみんな蓑虫空をみる |
2024年4月24日 18時37分更新(随時更新中)