現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年3月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
2 | せきをしてもひとり |
3 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
4 | 籐椅子や家に孤島のあるごとし |
5 | 菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉 |
6 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
7 | 流燈の帯延々と御巣鷹忌 |
8 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
9 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
10 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
11 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 春めいて目先明るくなる明日 |
14 | 咳をしても一人 |
15 | 枇杷の種懺悔のごとく吐き出せり |
16 | 落椿われならば急流へ落つ |
17 | 今日からは裏方となり聞く初音 |
18 | 後ろより抱くいつぽんの瀧なるを |
19 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
20 | 風船に悋気吹き込み飛ばしけり |
21 | 側室の部屋は離れに夕落葉 |
22 | 蟬時雨子は擔送車に追ひつけず |
23 | 秋晴や宇治の大橋横たはり |
24 | 母と子がそろいのリュック*蝉しぐれ |
25 | 死後の景なつかし六月の河口 |
26 | 四時に烏五時に雀夏の夜は明けぬ |
27 | 茎立や雑木山より霽れてきて |
28 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
29 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
30 | 朝露や胸を濡らせし泣き羅漢 |
31 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
32 | 落葉掃く箒わが句に立てかけよ |
33 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
34 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
35 | 春の日や あの世この世と 馬車を駆り |
36 | 深雪の富岳は重き無音界 |
37 | 一瀑があり恋の火のまうしろに |
38 | 朝夕の潮の遠音も羽子日和 |
39 | 落鷹のこゑ諾へり暁の闇 |
40 | 露の虫大いなるものをまりにけり |
41 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
42 | 陰もあらはに病む母見るも別れか |
43 | 雲水と逢ひし日ぐれのひとしぐれ |
44 | 秋気満つ水面に朱き太鼓橋 |
45 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
46 | 海髪靡くあれは人魚か乙姫か |
47 | すき通るほどの握手や胡蝶蘭 |
48 | 猪を吊る棒かんかんと日差しきて |
49 | 黄水仙澄まし顔した浮気もの |
50 | 鯖の斑に若狭の秋を思ひけり |
2024年4月24日 19時58分更新(随時更新中)