現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 子規庵の乾び糸瓜の涙跡 |
3 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
4 | 去年今年貫く棒の如きもの |
5 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
6 | 薔薇茶飲む鷗外漱石読み飽きて |
7 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
8 | 阿修羅像は美少年なり酔芙蓉 |
9 | 籐椅子や家に孤島のあるごとし |
10 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
11 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
14 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
15 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
16 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
17 | 前世の音のかすかに芹の水 |
18 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
19 | 峡空や霧氷の梢こまやかに |
20 | せきをしてもひとり |
21 | 籐椅子の客をしばらく独りにす |
22 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
23 | きさらぎや白うよどめる瓶の蜜 |
24 | 籐椅子に黙つて座る髭の人 |
25 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
26 | 逢いたくて泣きたくて菜の花になる |
27 | 花芙蓉陽を巻き込みて夕間暮れ |
28 | 水枕ガバリと寒い海がある |
29 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
30 | 同窓会へ行き度いつもり春帽子 |
31 | そら豆の花の黒き目数しれず |
32 | 春雪や手にかざしみる吉野紙 |
33 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
34 | かの窓のかの夜長星ひかりいづ |
35 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
36 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
37 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
38 | 籐椅子にざぶんとかけて鎮めおく |
39 | けぶる母郷いくたび芹の匂いたつ |
40 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
41 | 春の闇下り列車は現われず |
42 | 春波は地球の鼓動立山光る |
43 | 春の鳶寄りわかれては高みつつ |
44 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
45 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
46 | 魚の群おびただしくも寒月光 |
47 | 風に乗るほかなし島のはぐれ鷹 |
48 | 燈明に離れて坐る朧かな |
49 | 雁啼くやひとつ机に兄いもと |
50 | 登校の子らのスキップ暖かし |
2024年4月25日 09時41分更新(随時更新中)