現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月8日のデイリーキーワードランキング
1 | つばさあるもののあゆめり春の土 |
2 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
3 | 立冬のことに草木のかがやける |
4 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
5 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 凩や海に夕日を吹き落す |
9 | 親友の逝く鶯鳴くを待たずして |
10 | 春雨の中や雪おく甲斐の山 |
11 | 春兆す髪ふんわりと女教師 |
12 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
13 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
14 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
15 | ひく波の跡美しや桜貝 |
16 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
17 | 里山は母のふところ藪椿 |
18 | 早乙女の袂ほどきし書餉かな |
19 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
20 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
21 | 神苑に小さき炎の牡丹の芽 |
22 | 冬花火ひとかなしませかなしみぬ |
23 | 我思うゆえに落葉につまづけり |
24 | 大地いましづかに揺れよ油蟬 |
25 | 初冬の竹緑なり詩仙堂 |
26 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
27 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
28 | 泣いてゆく向ふに母や春の風 |
29 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
30 | 春節の赤から赤を泳ぎゆく |
31 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
32 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
33 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
34 | 春耕すわが影に鍬ふかく打つ |
35 | 濡れ来しは蝶の挨拶かと思ふ |
36 | 柔肌の内なる滾り雨水かな |
37 | 猫太る夢に山河も冬枯れて |
38 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
39 | わが行けばどんぐり光り触れ合えり |
40 | 春光の眼球に入る万華鏡 |
41 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
42 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
43 | 蒼天に描く一文字鯉のぼり |
44 | 菫程な小さき人に生れたし |
45 | 公魚のよるさざなみか降る雪に |
46 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
47 | 棚田みな刈田となりし峡日和 |
48 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
49 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
50 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
2024年4月25日 15時03分更新(随時更新中)