現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
2 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
3 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
4 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
5 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
6 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
7 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
8 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
11 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
12 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
13 | 愛なんかいらない青が似合うから |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 風が研ぐ凍て道の歩の誤たず |
16 | 真夜中の蹠は枯野の一部分 |
17 | 本読めば本の中より虫の声 |
18 | 寒波急日本は細くなりしまま |
19 | 宙吊りのききと乾けり唐辛子 |
20 | 軒氷柱黒川能は三番叟 |
21 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
22 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
23 | 冬銀河 兎の耳へ合図して |
24 | 文も句も書もまた人か鬼やらい |
25 | 塩田に百日筋目つけ通し |
26 | 白富士の光の声きく五輪塔 |
27 | 麦の芽をわが精神の色とせり |
28 | 三尺の玻璃戸に嵌まる山ざくら |
29 | せきをしてもひとり |
30 | 達治の忌下駄は素足がよかりけり |
31 | いきいきと死んでゐるなり水中花 |
32 | 冬蕪の真つ白な尻積みあげゆく |
33 | この道しかない春の雪ふる |
34 | 清水汲む心はるばる来つるかな |
35 | 村靜か玻璃戸に映る吊し柿 |
36 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
37 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
38 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
39 | きんいろのスープを皿に抱卵期 |
40 | 雪の水車ごとんことりもう止むか |
41 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
42 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
43 | あおによし故国ことごとく青葉 |
44 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
45 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
46 | 冬薔薇ころころ笑う貴女いる |
47 | 旧友の便り鰆の季と書けり |
48 | 鬱なれば地図の旅して冬の鳥 |
49 | 死に体の木を埋むる雪越ゆる雪 |
50 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
2024年4月25日 23時09分更新(随時更新中)