現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
3 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
4 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
5 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
6 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
7 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
8 | 天上に宴ありとや雪やまず |
9 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
10 | 鮎の背に一抹の朱のありしごとし |
11 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
12 | 御本尊阿弥陀露座仏花あかり |
13 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
14 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
15 | バター溶けて男爵薯の崩壊感 |
16 | 死神を蹴る力無き蒲団かな |
17 | 吊橋に目尻ひりひり初河鹿 |
18 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
19 | 本能にあそび何割落雲雀 |
20 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
21 | 玉の如き小春日和を授かりし |
22 | 二月礼者吊橋渡りやつて来し |
23 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
24 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
25 | 悪意なき悪意の重さ冬の鵙 |
26 | 藍茂り初めし濃みどり薄みどり |
27 | ほのかなる少女のひげの汗ばめる |
28 | 何探すでもなく白き風を見る |
29 | 校門を出て無口なる卒業子 |
30 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
31 | バターナイフすっきり拭う午後ぬくし |
32 | 冬霧の流れる街に住み古りぬ |
33 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
34 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
35 | 祇園会の真只中のポストかな |
36 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
37 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
38 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
39 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
40 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
41 | 雷鳥を見上ぐる方に雲の峰 |
42 | 水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹 |
43 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
44 | 一月の雑木林の鼓動かな |
45 | かたくりは日を惜しむ花つつむ花 |
46 | 露天湯に黄葉と並ぶ素顔かな |
47 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
48 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
49 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
50 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
2024年4月24日 02時17分更新(随時更新中)