現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月22日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
3 | 田水張る盆地ふつふつ青のタッチ |
4 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
9 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
10 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
11 | 友よ我は片腕すでに鬼となりぬ |
12 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
13 | 賀状書く少し大きなことも書く |
14 | 卵割るように銀河を渡りけり |
15 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
16 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
17 | 新しき猿又ほしや百日紅 |
18 | 下京や盆地の底の花ホテル |
19 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
22 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
23 | 籐椅子や家に孤島のあるごとし |
24 | 逢いたくて泣きたくて菜の花になる |
25 | 月夜の葦が折れとる |
26 | 去年今年貫く棒の如きもの |
27 | 水枕ガバリと寒い海がある |
28 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
29 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
30 | ビルを出て遅日の街にまぎれ入る |
31 | 抱き上げし赤子の匂い春の雪 |
32 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
33 | 秋空へキリンの首の孤独かな |
34 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
35 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
36 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
37 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
38 | 病棟の廊下に生けたチューリップ |
39 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
40 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
41 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
42 | 大寒や見舞いにゆけば死んでをり |
43 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
44 | 死が待ちし蟷螂のこの静かな目 |
45 | まだ冬の桜並木に靴ひからす |
46 | 元日や風とほりゆく草の形 |
47 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
48 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
49 | 冬会津赤い糸巻贖えり |
50 | 御本尊阿弥陀露座仏花あかり |
2024年4月25日 23時29分更新(随時更新中)