現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
2 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
3 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
4 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | せきをしてもひとり |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
11 | 霧月夜美して一夜ぎり |
12 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
13 | 風哭かせ山脈哭かせ冬さくら |
14 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
15 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
16 | 窓越しに潮騒があり燗熱し |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 雪合羽汽車に乗る時ひきずれり |
19 | 去年今年貫く棒の如きもの |
20 | ああ小春我等涎し涙して |
21 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
22 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
23 | 詩に痩せて二月渚をゆくはわたし |
24 | 寒梅や手鏡に持つわが首級 |
25 | 谷水を撒きてしづむるとんどかな |
26 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
27 | 水温む鯨が海を選んだ日 |
28 | 煮こごりや魚の泪を閉ぢ込めて |
29 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
30 | 初暦知らぬ月日は美しく |
31 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
32 | うしろから突き落とされて滝である |
33 | 初富士の大きかりける汀かな |
34 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
35 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
36 | いなびかり北よりすれば北を見る |
37 | 書初めやをさなおぼえの万葉集 |
38 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
39 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
40 | 擁きあふわれら涅槃図よりこぼれ |
41 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
42 | はじまりし三十路の迷路木の実降る |
43 | 世の寒さ鳰の潜るを視て足りぬ |
44 | 一月の川一月の谷の中 |
45 | 初釜に久々はずむ帶むすぶ |
46 | ポケットに懐炉しのばせ通夜の席 |
47 | 卵割るように銀河を渡りけり |
48 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
49 | 寒木瓜の刺の鋭き女坂 |
50 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
2024年4月25日 18時59分更新(随時更新中)