現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
3 | 去年今年貫く棒の如きもの |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 裏山に初東雲の蒼からむ |
6 | ある闇は蟲の形をして哭けり |
7 | 秋風や心の中の幾山河 |
8 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
9 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
10 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
11 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
12 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
13 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
14 | 裏白の空々漠々なるおしやれ |
15 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
16 | 冬の水一枝の影も欺かず |
17 | オリオンの盾新しき年に入る |
18 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
19 | 卵割るように銀河を渡りけり |
20 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
21 | 年を以て巨人としたり歩み去る |
22 | 裏白のみどりの仔細 老あたらし |
23 | 冬籠り猫が聾になりしよな |
24 | 犀・象の初夢なれば明日もまた |
25 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
26 | 若水を生まれる前の母が汲む |
27 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
28 | 寒椿つひに一日のふところ手 |
29 | ジーパンの尻のポケット初山河 |
30 | 残照を容れて祈りの雪景色 |
31 | 天の川のもとに天智天皇と虚子と |
32 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
33 | 年新た思いめぐらす十年後 |
34 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
35 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
36 | 浮花や余白といたす朝ぼらけ |
37 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
38 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
39 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
40 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
41 | 影ばかり背梁山脈の獅子舞 |
42 | やさしさに飢えて鍼灸冬はじめ |
43 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
44 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
45 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
46 | 秋桜風の言葉に安堵かな |
47 | もの置けばそこに生れぬ秋の蔭 |
48 | 毒言の口をふさぐに花びら餅 |
49 | 樹語鳥語まなこを開き五月来る |
50 | 氏素性問わぬ暮らしや雑煮椀 |
2024年4月25日 16時55分更新(随時更新中)