現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年12月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
3 | 正月の雪真清水の中に落つ |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
6 | 新しき猿又ほしや百日紅 |
7 | 母いまは睡りて花の十姉妹 |
8 | 咲き継ぎて次の世までも百日紅 |
9 | 無帽にて枯葉の音を深く聴く |
10 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
11 | いなびかり北よりすれば北を見る |
12 | どこまでも夫を疑い氷雨降る |
13 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
14 | ついに白鳥心音のなかに入る |
15 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
16 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
17 | 明けましておんなじ目鼻おめでたう |
18 | 晩成の意地の一願初天神 |
19 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
20 | 白鳥のひそめるごとし初日記 |
21 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
22 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
23 | お年玉貰う子素早く風になり |
24 | 老若の自他問ふいのち初日記 |
25 | 巌が船つと押し出せる大晦日 |
26 | 耐ふるものみな死に絶えて虫は在り |
27 | やがて猿が私になりすます聖夜 |
28 | 鮟鱇の土曜の町に吊られけり |
29 | 一行の添え書に見る年賀状 |
30 | うしろ髪長く曳きたる冬帽子 |
31 | 汲み上げてこぼす水音夕霧忌 |
32 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
33 | 冬の川せせらぎまでを歩こうか |
34 | 初富士の大きかりける汀かな |
35 | ビル風にわつとぶつかり寒い顔 |
36 | 菊咲けり陶淵明の菊咲けり |
37 | スケートの濡れ刃携へ人妻よ |
38 | 実存とは破魔矢を握りしむことか |
39 | 鶏の気紛れ二町目の桃笑う |
40 | 苗代に力あつめて海の風 |
41 | 匂う樹の木口つみあげ耳澄ます |
42 | 低い空どこを突いても雪こぼす |
43 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
44 | 馬つなぎ石小さくて冬めける |
45 | 菊花展楽を奏でるごとく立つ |
46 | 湯冷めかな折鶴の滞空かな |
47 | ものの種にぎればいのちひしめける |
48 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
49 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
50 | 猿山の猿みなまろき十二月 |
2024年4月26日 01時46分更新(随時更新中)