現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
3 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
4 | 加賀初冬足裏楽しむ甃 |
5 | 宝船皺寄つてゐる目覚めかな |
6 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
7 | 風びゅうと蛇はおのれの青憎む |
8 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
9 | 枕三つ叩いて寝れば宝船 |
10 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
11 | 孕ませし鯨大きな虹を吐く |
12 | 大榾をかへせば裏は一面火 |
13 | 自問自答落葉乱るる風の中 |
14 | 寒見舞どれにしようか花の切手 |
15 | 爪で剥がした痕であり朝の月 |
16 | 乱るるといふ美しさ秋桜 |
17 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
18 | 隼人瓜ぼとんぼとんと猪迷ふ |
19 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
20 | 日本のわれはをみなや明治節 |
21 | 水枕ガバリと寒い海がある |
22 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
23 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
24 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
25 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
26 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
27 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
28 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
29 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
30 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
31 | 着飾って貧しさを言う一葉忌 |
32 | 振り向けばふるさと白く夕霰 |
33 | 火柱の中にわたしの駅がある |
34 | 柊の花一本の香りかな |
35 | 凩の果はありけり海の音 |
36 | 風の中おのれを責めつつ歩く |
37 | 合流をはたしての緩冬芒 |
38 | ロダンの首泰山木は花えたり |
39 | 冬の夜はをとこの海鳴りす |
40 | 冬安居いっせいに鴉いなくなる |
41 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
42 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
43 | 木の葉舞う街角巡査笛鳴らす |
44 | 原つぱの月光仮面牛膝 |
45 | 赤とんぼ夕暮はまだ先のこと |
46 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
47 | 生ま血喀き齡深まれり夜の秋 |
48 | 天狼星や兜太どっこい生きている |
49 | 何回も転んで起きて芹なずな |
50 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
2024年4月23日 15時41分更新(随時更新中)