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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年10月10日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

口裂かるるまでは凡人青栗笑む
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
5

ぬくめ酒をとこ眉より蕩けゆく
6

枕三つ叩いて寝れば宝船
7

鰯雲人に告ぐべきことならず
8

恋愛は家庭の外で酔芙蓉
9

気移りの恋ありてよし雨水の夜
10

コスモスの花あそびをる虚空かな
11

牧場守そこらに出でて月をみる
12

ビー玉を転がし遊ぶ喜寿の春
13

あけびの実軽しつぶてとして重し
14

愛を言ふ力残さむ大夕焼
15

たましひのたとへば秋のほたる哉
16

満面の笑み一面の花大根
17

まつさおな雨が降るなり雨安居
18

沢のぼる紅葉軍団散華せり
19

白菊の白妙甕にあふれける
20

秋の水湛える地図から消えた村
21

案山子翁あち見こち見や芋嵐
22

小悪魔的遺伝子のスイートピー
23

水ゆれて鳳凰堂へ蛇の首
24

父の死後すこし躄りし陶狸
25

金婚の傘寿と喜寿の鬼やらひ
26

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
27

善男が少女に呼ばる赤い羽根
28

愛なんかいらない青が似合うから
29

どこまでも阿Qがゆくや大枯野
30

どの子にも涼しく風の吹く日かな
31

月の道子の言葉掌に置くごとし
32

桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな
33

がんばるわなんて言うなよ草の花
34

いつよりか秋の歩幅になりにけり
35

独り居の夕べ大根厚く切る
36

おちついて死ねそうな草萌ゆる
37

身ひとつを信じて翔てり草の絮
38

鯛焼の頬豊かなる通学路
39

卵割るように銀河を渡りけり
40

南浦和のダリアを仮のあはれとす
41

極月の眉月一つ星ひとつ
42

天皇も守れる朝の味噌加減
43

炎天の空美しや高野山
44

萩の風何か急かるる何ならむ
45

生きざまにのりしろ添えて菊膾
46

囀りの美しかりしこと閨に
47

首すじにべたつく夕日原爆忌
48

小流れに春足音の矍鑠す
49

船の名の月に読まるる港かな
50

妻が持つ薊の棘を手に感ず


2024年4月24日 15時20分更新(随時更新中)
 

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