現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年9月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
4 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
5 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
6 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 朧夜の面影橋を渡りけり |
9 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 星空へ店より林檎あふれをり |
13 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
14 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
15 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
16 | 手はすこし映画のように芒原 |
17 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
18 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
19 | 道のべに牡丹散りてかくれなし |
20 | 牡丹百二百三百門一つ |
21 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
22 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
23 | 方丈の大庇より春の蝶 |
24 | 鰯雲はなやぐ月のあたりかな |
25 | 来し方の自負を確かむ寝覚草 |
26 | 人それぞれ書を読んでゐる良夜かな |
27 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
28 | せつせつと往時を語り律の風 |
29 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
30 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
31 | 根深汁昭和が匂ふ妣匂ふ |
32 | ヒシコ鰯群れて海中花火かな |
33 | 秋風や心の中の幾山河 |
34 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
35 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
36 | 千の手の一つを真似る月明かり |
37 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
38 | 去年今年貫く棒の如きもの |
39 | 居待月天才群れを外れけり |
40 | 水の色は水色だから秋明菊 |
41 | こんなよい月を一人で見て寝る |
42 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
43 | 落花生遠き月日の殻潰す |
44 | 高齢者てふ切り捨てや枯葉鳴る |
45 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
46 | 淡路島と色彩学とはるかなり |
47 | 月代やふくれきつたる木場の橋 |
48 | 石斧あり幾夕焼の柄の細り |
49 | 月下の宿帳/先客の名はリラダン伯爵 |
50 | 寝待月 越前水母漂えり |
2024年4月20日 10時56分更新(随時更新中)