現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年7月12日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
9 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
10 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
11 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
14 | ふるさとは風の中なる寒椿 |
15 | 蓮の花仏心不意に近付きぬ |
16 | いなびかり北よりすれば北を見る |
17 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | あをあをと空を残して蝶分れ |
23 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
24 | 葛餅の喉を胎児のすべりかな |
25 | 夜もすがらさざめき合へり軒氷柱 |
26 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
27 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
28 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
29 | 凩や海に夕日を吹き落す |
30 | 法衣重くゆく老杉の芽ぶき時 |
31 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
32 | 方丈の大庇より春の蝶 |
33 | 長生きの話でお開き 暑気払い |
34 | この雪嶺わが命終に顕ちて来よ |
35 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
36 | 胸中に不条理燃やし息白し |
37 | 八束忌の空夜何問ひ何誌す |
38 | 咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃 |
39 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
40 | うろたへて母の影ふむ小暑なり |
41 | 黒姫も妙高も見えず苗代寒 |
42 | 三線を蛇の抜け出す午前二時 |
43 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
44 | 明日葉や終りのなきものはなし |
45 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
46 | すててこで遇う水虫の仲間かな |
47 | おそるべき君等の乳房夏来る |
48 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
49 | 開戦日朝日を閉ざす杉木立 |
50 | わが胸にすむ人ひとり冬の梅 |
2024年4月26日 07時23分更新(随時更新中)