現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年6月28日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
4 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
5 | いなびかり北よりすれば北を見る |
6 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
9 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
10 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
14 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
15 | 早春の光を撥ねて鳥*翔ちぬ |
16 | さよならと梅雨の車窓に指で書く |
17 | 咳をしても一人 |
18 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | 茅の輪くぐる胸ぐらという薄明かり |
21 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
22 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
23 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
24 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
25 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
26 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
27 | 風睡る秋あかつきの子に深し |
28 | おそるべき君等の乳房夏来る |
29 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
30 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
31 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
32 | 夏山のうしろより入る伯耆かな |
33 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
34 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
35 | 春雪三日祭りの如く過ぎにけり |
36 | 天地の間にほろと時雨かな |
37 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
38 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
39 | 蕗の薹おもひおもひの夕汽笛 |
40 | 軽鳧の子が灯心ぐさを分けてくる |
41 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
42 | 春雨や傘さして見る絵草子屋 |
43 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
44 | 蹲跼や葉蘭に僧のひとり死ぬ |
45 | 北京月夜これから草魚とぱんを食う |
46 | 瓢箪の涯を見たるくびれかな |
47 | ちるさくら海あをければ海へちる |
48 | こんなよい月を一人で見て寝る |
49 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
50 | 清々し欅若葉や姉見舞う |
2024年3月29日 18時07分更新(随時更新中)